こんにちは、げるねこです。
今回はスプレッドで負けないトレードを行うために、知っておきたい対処法を紹介します。
たかが1銭、されど1銭。
僅かな差でも取引回数が多い、通貨量が多いと
あっという間に口座資金を減らすことになるので要チェック!
スプレッドで損をしない4つの方法
スプレッドで損をしたくなければ、以下の4つの方法が有効です。
・取引する通貨量を減らして、為替差益で利益を増やす
・スプレッドが狭いFX会社を選ぶ
・スプレッドが原則固定のFX会社を選ぶ
無駄な取引回数を減らす
無駄な取引回数を減らすためには、
利益が出せる状況以外でエントリーしないことです。
初心者ほど早く結果が欲しいと思うため、短期売買を好みます。
利益が出る場面でもないのに、ただじっと待つことができないのでエントリーしてしまいます。
別名「ポチポチ病」です。
ポチポチ病は厄介なもので、スプレッドと為替差損の二重の損失を受ける恐れがあります。
特に価格がそれほど変動しない状況だと、スプレッドだけで損を受けます。
例えば、1万ドルの通貨数量で、スプレッドが1銭の場合
スプレッドだけの損失額は以下の通りです。
1回:10,000 × 0.01円 × 1回 = 100円
100回:10,000 × 0.01円 × 100回 = 1万円
10,000回:10,000 × 0.01円 × 10,000回 = 100万円
1万回も取引すると、本来利益で得ることができた100万円を
FX会社に支払うことになります。
これを損と呼ばずに何と呼びますか? 必要経費ですか?
取引する通貨量を減らして、為替差益で利益を増やす
とりあえずトレンドは分からないけれど、エントリーしたいと考えたなら、
取引する通貨量を減らしましょう。
数十秒から数分間の価格の変動幅はとても小さいです。
1円も動きません。
変動幅が大きくても数十銭程度ですので、取引量を大量にしなければ稼げません。
ところが、スプレッドは取引通貨量と比例します。
1回あたりスプレッド1銭の場合
取引通貨量だけのスプレッドの損失は以下の通りです。
1万通貨 × 0.01円 × 1回 = 100円
5万通貨 × 0.01円 × 1回 = 500円
10万通貨 × 0.01円 × 1回 = 1,000円
10万通貨だと、1回あたり1,000円の損失なので100回やれば10万円の損失です。
利益が出るか分からないけれど、エントリーしておこうと考えるなら
通貨量を少なめにして様子を見ながら追加してください。
スプレッドが狭いFX会社を選ぶ
スプレッドはFX会社によって違います。
スプレッドを狭く提供するためには、以下の3つのポイントを見るべし。
・カバー先が多い
・参加している顧客(取引口座数)が多い
・取引高が多い
一言で表すなら、「大手のFX会社」はスプレッドが低い傾向があります。
スプレッドがFX会社の利益なら、利用している顧客が多い会社が儲かることは当然です。
例えば、スプレッドが0.3銭の場合
1万通貨の取引でFX会社が得られる利益は30円です。
ところが、もしも100万人が1万通貨を取引したら
30円×100万 = 3,000万円の利益をFX会社は得ることができます。
スプレッドが狭くても、取引高や取引口座数が多ければ利益も多くなります。
したがって、顧客の数が多ければ薄利多売状態にできるので、
スプレッドを狭くできます。
スプレッドが原則固定のFX会社を選ぶ
スプレッドが原則固定の「例外」とは、為替レートの急変動です。
戦争、災害、金融危機などの生活基盤やインフラを破壊するような出来事や
統計発表と呼ばれる金融に関する報告が行われると、
為替レートは急変動します。
急変動を起こすとFX会社は損失を回避するためにスプレッドを広げます。
これは私たちが回避できる問題ではありません。
しかし、スプレッドが原則固定のFX会社なら急な為替レートの変動が起こらない限り、
同じスプレッドです。急変動が起こっていないのにスプレッドが変化するグレーなFX会社を選ぶよりよっぽどマシです。
余計な損失を増やしたくないなら、迷わずに原則固定のFX会社を選びましょう。
スプレッドが原則固定のFX会社はDMM FX、GMOクリック証券があげられます。
ありがたいことに、この2つのFX会社は業界最狭準のスプレッドを誇ります。
企業の回し者と言われるのも不本意なので、
あなた自身でFX会社を選んでみても良いでしょう。
多くのFX会社は口座維持費、申込み料、口座開設費はかかりません。
かかるところはやめるべし。
スプレッドで損をしない方法 まとめ
回数 × 取引通貨量 × スプレッド = 損失
ということは、回数、取引通貨量、スプレッドの3つを減らすことが重要です。
2. 利益が出せるか分からないなら、取引通貨量を少なめにする
3. スプレッドが狭いFX会社を選ぶ
4. スプレッドが原則固定のFX会社を選ぶ
以上の4つです。
今すぐできることは1と2ですが、
はっきり言って、トレードのルールを決めていない人にはできません。
「メンタルが重要」とか言っている人に限って、自分の感覚で取引を行います。
タイミングも取引通貨量も何となく決めて、失敗したら損失を取り戻すために再エントリー。ポチポチ病は止まらなくなり、気が付けばスプレッドだけで大損なんてことに。
それに対して、3と4はトレードを始める前の申込みの段階から損失が決まっています。
これから始めようと考えているならば、できるだけスプレッドが狭く、原則固定のFX会社を申し込みましょう。
各FX会社のドル円のスプレッドはほぼ同じ基準ですが、マイナー通貨やドル円以外の通貨ペアのスプレッドは明らかに違います。
個人的に大手のFX会社であるDMM FX、GMOクリック証券をおすすめします。
それでもだめなら、自分でスプレッドを比較して納得できるFX会社で取引しましょう。